● 知って食せばもっと美味しい牛肉部位

● 「牛肉」と一口に言っても… 牛肉には各部位にそれぞれ特徴があり、その取り扱い方によっておいしさの違いがでてきます。
まず「肩」「腿」「バラ」に切り分けられ、焼肉の場合には「赤身」と「ホルモン」に分けられますが、
ここから先には非常に細かい分類が待っています。
「ホルモン」という名称の由来にはいくつかの説があり、ドイツ語の医療用語から来ているという説と、
「ほるもの(捨てるもの)」という関西弁が訛ったという説があります。
また、定番の「カルビ」とは、韓国語で「あばら骨の間の肉」のこと。
部位のネーミングだけでも話のネタになります。

● 女性にオススメ「ホルモン」

牛には捨てるところがありません。
中でも希少部位と呼ばれる部分は数多く存在します。
みすじとは、肩部分の中程の赤身肉のこと。
1頭で最高級の良いところは、1キロ強しかありません。
口の中でとろけるような味わいは、まさに大トロに近い触感です。
イチボとは、牛の臀部の先の肉で、 先の柔らかい部分をユッケや焼肉として使います。
ザブトンとは、肩ロースの芯の部分。
和牛の中で「一番の霜降り」の部位で、とにかく柔らかいのが特徴です。